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直井 洋介; 小林 直樹; 田崎 真樹子
Proceedings of 2008 INMM/ESARDA Tokyo Workshop "Meeting Safeguards Challenges in an Expanding Nuclear World" (CD-ROM), 19 Pages, 2008/10
本論文でIAEAが運営する燃料供給保証(AOS)メカニズムの基本的な原理とメカニズムを提案する。その構成要素である仮想燃料備蓄と現物の燃料バンクのメカニズムを詳述する。この提案は、日本提案(INFCIRC/683)のさらなる発展を含むので、供給対象は低濃縮ウラン(LEU)だけに限らず、LEUと核燃料サイクルフロントエンド全体(すなわち、ウラン鉱石供給,ウラン保管,転換,濃縮,燃料加工)のサービスを含む。本提案では、2007年6月のIAEA事務局長レポートの「可能なフレームワーク」で記述される3つのレベルを再編成して、再定義するなど、AOSについての幾つかの新しいアイデア、例えば供給国として参加する事前の宣言や、供給保証発動につき検討するAOS諮問委員会の創設などの提案が取り入れられている。
橋本 裕
no journal, ,
保障措置において核物質に関する申告の正確さを、計量報告の確認及び検認活動で、検証するばかりでなく、申告の完全さを、追加議定書に基づく申告,補完アクセス及び各種情報の解析で、確認することが重要となってきている。衛星画像情報解析は、申告された活動の確認に利用されるだけでなく、未申告活動の検知への応用が期待されている。原子力機構(JAEA)は、所有している核燃料サイクル全般に渡る各種施設及び関連サイトに関する衛星画像情報解析に有用な情報を豊富に利用できる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は衛星画像情報解析について豊富な技術・経験を有している。両者のメリットを活かして、JAEAはJAXAと共同で、衛星画像情報解析技術が保障措置分野でいかに利用できるか、そのためにどのような技術開発は必要なのか、研究を実施している。いままで両者で行ってきた研究の概要を紹介するとともに、保障措置分野での衛星画像情報解析技術の今後の展望についても論じる。
堀 雅人
no journal, ,
核燃料サイクル施設で取り扱う核物質のタイプ,施設の特徴,保障措置の特徴を整理し、これらの施設に適用される保障措置アプローチを標準化するための技術について提案を行った。